医学部を卒業してから一貫して胃カメラや大腸カメラを使った内視鏡診療に携わってまいりました。無我夢中で研鑽に励んでいるうちに、いつの間にか15,000件以上の経験を積んでいました。

さらに日本消化器病学会専門医・指導医資格をいただくとともに、同学会近畿支部評議員にも任命していただいております。また以前に他院で私が大腸検査をした方が、私の腕を買って遠方である当院をわざわざ選んで次の検査を受けてくださる場合も増えてきました。

しかし医療は日進月歩で進歩しています。これまでの経験値や実績に満足することなく、新しい機器や豊富な知識・技術を用いていっそう正確で患者様がますます楽に受けていただける内視鏡検査を提供したいと考えております。

以前の経鼻内視鏡は細くて苦痛が少ない代わりに、画像の精度が低下していました。それではせっかく検査をしても見逃しにつながりかねません。

当院で導入している内視鏡機器は痛みが少ない細さでありながら、口から入れる太い内視鏡と同等レベルの高い解像度があります。豊富な経験と確かな技術、そして高性能な機器が当院の痛みが少なくても病気を早期から発見する内視鏡検査を実現しているのです。

当院では行う胃カメラ検査や大腸カメラ検査で使用する生検鉗子や、スネアというポリープを切除するための器具などは可能な限り使い捨てのディスポーザブル製品を採用して、感染予防に配慮しています。

内視鏡本体は使い捨てができません。そのため患者様の検査が終了する度に所定の手順で1回1回洗浄・消毒をしています。当院では学会推奨の高水準消毒液に対応した洗浄器を設置するとともに、同じく学会が薦める洗浄消毒液を用いています。

学会推奨の機器や機材は比較的高価ですが、患者様の安全には代えられません。当院では自分達も受けたい検査を目指して衛生環境づくりに取り組んでいます。

当院ではできるだけ可能な範囲で患者様のご希望にお答えして、恐怖感や痛みを減らして胃カメラ検査や大腸検査を行っています。以前に大腸カメラ検査を受けた際の下剤服用がつらかった方は、下剤服用なしでの検査も検討いたします。口からの胃カメラ検査が痛かった方は鼻から入れる経鼻胃カメラ検査や鎮静薬で麻酔をしながら行う胃カメラ検査であれば、ずっと楽に検査を受けていただけるでしょう。

また多忙な方のご希望に対応して、当院では同じ日に胃カメラと大腸カメラ検査をするコースや、土日の検査、日帰り内視鏡手術も行っています。兵庫県尼崎・立花地域の患者様が安心しながら苦痛なく、そして便利に検査や処置を受けていただくように、これからも工夫を続けてまいります。