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日帰り大腸ポリープ手術
大腸ポリープになりやすい方の特徴
大腸ポリープは大腸表面にできるイボのような丸い病変で、大腸がんや腺種(ポリープ)からなる腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに分かれます。腫瘍性ポリープは大腸がんだけでなく腺腫も将来がん化する可能性があるために治療対象となります。
当院では忙しい方が治療できるよう日帰りでポリープ除去手術(大腸ポリペクトミー)を行ってきました。主としてコールドスネアポリペクトミーと呼ばれる手術法を用いています。
飲酒、喫煙、ベーコン・ハムなどの加工肉、遺伝でポリープができやすくなります。以前に大腸ポリープ除去手術をされた方も新たなポリープができやすいので、注意してください。
大腸癌は定期検査で予防できる
定期的な大腸カメラ検査で大腸ポリープを早めに見つけて取り除けば、将来の大腸がんを予防できます。ポリープの段階では基本的に自覚症状はありません。ですから定期的な大腸カメラ検査が大切です。大腸カメラについての詳細は「大腸カメラ検査について」の項を参照してください。
大腸ポリープ手術(大腸ポリペクトミー)で腺腫を除去しても、新たな腺腫が出現する場合が珍しくありません。そのため40歳を過ぎたら定期的に大腸カメラ検査を受けるとよいでしょう。大腸カメラ検査で腫瘍性ポリープがなかった場合も、将来新しく発生する可能性はあるので定期的な検査をおすすめします。ただし5年程度は間隔を空けてもよいでしょう。
日帰り大腸ポリープ手術の流れ
Flow01
手術前日は就寝前にあらかじめ処方された腸の動きを良くする薬を服用してください。
Flow02
手術は午後からです。検査当日は起床後から下剤(腸管洗浄液)を2L服用してください。
Flow03
肛門から内視鏡を入れて大腸を観察します。病変の有無や程度により個人差がありますが、検査そのものの時間は20〜30分程度です。
Flow04
腫瘍性ポリープを認めた場合、ポリープを切除する治療(ポリペクトミー)を行います。大腸ポリープができる部分には痛みの神経が走行していません。そのため基本的に痛くない手術ですのでご安心ください。※所要時間はポリープの数によって大きく変わります。ポリープの数が多い際には、1回では取り切れず、複数回に分ける場合があります。